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ミナ・
ロバータ
中米から南米北部に分布する蔓性多年草です。近年鑑賞用として栽培されており、耐寒性がないため日本では一年草扱いとなっています。試したことはないのですが、温室では周年栽培も可能だと思います。
アサガオと同じヒルガオ科サツマイモ属ですが、薬用としては用いられていません
生長は夏の終わり頃からぐんぐん伸びます。昼間の時間が短くなると花芽をつける「短日植物」なので、開花時期は9月〜11月頃です。花はとてもアサガオの仲間とは思えない形状で、花茎に沿って坪型の花を左右に振り分けてつけます。まるで2列に咲いているかのようです。咲き始めは濃い赤色から時間経過の伴いオレンジ、白にと花色がグラデーションに咲きます。その姿から英名はスパニッシュ フラッグ(Spanish flag)といいます。古代から高度な文明を誇ったメキシコですが、16世紀にはスペインの植民地となった歴史があるからでしょうか、「地と金の旗」と言われるスペインの国旗を思わせることからついた呼び名なのでしょう。
発芽温度は高いため、種まきは4月下旬、ヤエザクラの頃です。多肥料では茎や葉は繁茂しますが花は付きづらく、夜間光があるところでも花付きはよくありません。
学   名 Ipomoea lobata / Mina lobata / Quamoclit lobata
※イポメア属にはMina属、Quamoclit属(ex.ルコウソウ)、Pharbitisイポメア属(ex.アサガオ)、ファルビディス属(ex.アサガオ)、カルニクティオン属(ex.ヨルガオ)  注)夕方から咲くため間違えやすいユウガオはウリ科なのでヨルガオとは別種です。
科   名 ヒルガオ科



ミナ・ロバータ ミナ・ロバータ 花 ミナ・ロバータ 葉

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